Friday, May 15, 2015

井上樹木学(2015/5)

九大演習林を退官された井上先生をお迎えして毎月樹木学勉強会を行っています。今年度初回が今日だったので、忘れないうちにここに記しておきます!

関係ないけれども、まずは、この写真から。
セイタカアワダチソウと、
それにむらがるセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシたちと、
アブラムシを食べにきたナナホシテントウ。
ちょっとかわいい。





今回の樹木学は、演習林でやっている「長期放棄草地試験地」の植生調査。


1m×1mの区画で、そこに生育する植物に関する情報(種類と被度)を調べます。

イチゴ発見!あまずっぱい~!

ヘクソカズラ。何がヘクソかというと、花(のにおい)がヘクソらしい。
葉っぱはあまりヘクソではありませんでした。

井上先生。手前のヒメスイバとの遠近感により、おかしな写真になってしまいました、、

これはゴキダケ。乾燥したところに生えるらしい。

ここは昔牧草地だった場所を放置している試験区です。
一面、メリケンカルカヤで覆われています。
原産地は名前の通り、北アメリカとのこと。

このかわいい子は、ネコハギ。
こう見えて、木本とのこと。葉っぱと茎が毛で覆われています。

スイカズラ。
もともとこちらの出身ですが、今は北米などで帰化植物として嫌われているらしい。

これは、キツネノボタン。次の「ウマ」に比べると、
葉っぱの切れ込みが浅く、丸いらしい。

こちらが、ウマノアシガタ。こちらは葉の切れ込みが深いらしい。

うーん、難しい、、
それにしても、ネーミング、、

ヒメスイバのピンクの花。白もあります。
花がとっても大きいのに、葉っぱは下のほうでちょこんとついているだけ。

井上先生は何でも知っています。

ニワゼキショウ。かわいい、おなじみのお花。

ヒメムカシヨモギの花。
かわいいんだけれども、これも帰化植物。

これは、ヒメムカシヨモギのこども。
これから大きくなって、花を咲かせるらしい。

今回は、帰化植物の多さと名前の斬新さがとっても興味深かったです。笑
今回の調査して同定した植物のうち、半分以上が帰化植物だったんじゃないかと思います。

そして、今回紹介した植物も、つっこみどころ満載な名前がたくさんありました!いずれも、由来があるのでしょうね。

そういえば、スミレの名前の由来も聞きました!とっても面白いんです。次回、紹介しまーす!



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